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2010年02月06日

ハイチPKO〜米国に復興利権を掠め取られるな

 ハイチ大地震の復興支援PKO(国連の平和維持活動)に参加する自衛隊の先遣隊が6日、陸上自衛隊宇都宮駐屯地を出発した。先遣隊が下ごしらえした後、現地に向かう本隊は施設部隊だ。工兵部隊とも言いブルドーザーやショベルカーなど重機を操る。道路、ビルの復旧や架橋などはお手のものだ。

 日本が戦後初めて自衛隊を海外に派遣したのが92年のカンボジアPKOだった。自衛隊の海外派遣への反対世論は凄まじかった。平和団体などは「海外派兵を許すな」と訴えて広大な自衛隊駐屯地を人間の鎖で囲むなどした。

 騒然とする中、陸上自衛隊第4施設団の工兵大隊400人はカンボジアに赴いた。内戦で破壊された国道2号線の修復が主な任務だった。国道2号線は日本で言えば東海道にあたるカンボジアの最重要幹線道路だ。

 ラフロードで車は激しくバウンドする。天井で頭を打たないように道中は腕で天井を支えていなければならなかった。目的地に着いた時腕は筋肉痛に見舞われ、しばらく言うことを聞かなかった。

 東南アジア特有の蒸し暑くて太陽がギラギラと照りつける過酷な気候の下、隊員たちは作業を続け国道2号線を修復した。自衛隊員が汗を流して修復した後、舗装工事をしたのは日本のゼネコン大手だった。S社とT社だったように覚えている。

 紛争処理に積極的に介入した国が復興利権を手にするのは国際社会の常識である。異論を唱えるつもりは毛頭ない。

 ハイチ復興のために自衛隊が粉骨砕身する。自民党政権時は抜かりなく日本企業が復興の甘い汁を吸えるように舞台を整えていた。日の浅い民主党政権は、そこまで頭が回っていないようである。しばらく経って米ゼネコンのベクテルが一儲けしたなどという話は聞きたくないものだ。

 

posted by 田中龍作 at 17:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 平和 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ハイチPKOへの自衛隊派遣のNHK放送法違反の放送について
ハイチPKOへの自衛隊派遣など、自衛隊の海外派兵関連のニュースが2月5日から6日にかけて、少なくとも[8 x 複数回(総合テレビ、BSニュースなど)]放送されました。

1.自民 自衛隊派遣一般法提出へ( 12月5日)
2.ハイチPKO実施計画 決定(2月5日)
3.ハイチPKO 派遣命令出る(2月5日)
4.ハイチPKO 自衛隊6日出発(2月6日)
5.インド洋から海自艦船が帰国(2月6日)
6.ハイチPKO 派遣部隊発足式(2月6日)
7.ハイチPKO 自衛隊の出発式(2月6日)
8.ハイチPKO 派遣部隊が出発(2月6日)

与党民主党や多数党自民党などは、自衛隊海外派兵については、大災害・PKOをとらえて、派遣実績を積み重ね、それがあたりまえである雰囲気つくりに躍起です。

NHKがその雰囲気づくりに協力して、対立する論点を放送しないのは、放送法違反であるというべきです。日本が災害時に協力するのは当然ですが、国民の間に憲法違反の強い指摘がある場合、自衛隊の派遣は問題です。 少なくとも、派遣される部隊は、自衛隊の組織を離れ、民間の組織として派遣されることも検討してはいいのではないか?

放送法違反の放送は、世論・選挙・民主主義をゆがめ、憲法の解釈改憲をすすめる反国民的な放送であるといえます。

当然、その部分の受信料支払いを拒否する立場は、民法533条で保障されています。
また、消費者基本法、公職選挙法などの違反により、告発されることも当然です。

公明党は、民主・自民など多数党と若干異なり、別の論点をもっています。 多数党民主・自民の論点だけではなく、公明党など他党の論点も政治的に公平に放送されるべきです。改善を求めます。 サイト「公平な放送を!」管理人
Posted by ささき のぶひこ at 2010年02月08日 04:39
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