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2010年10月22日

松山千春と佐藤優 「マスコミと検察を斬る」

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高僧ばりの説法で聴衆を沸かせた松山氏(左)とタブーの深奥に深く斬り込む佐藤優氏(右)。中央は鈴木宗男前議員。=20日、衆院第2議員会館。写真:筆者撮影=


 歌手の松山千春氏と元外務省のラスプーチンこと佐藤優氏が20日、衆院議員会館でトークイベントを行った。北海道の港湾開発や林野行政に絡んだ贈収賄事件で実刑が確定した鈴木宗男前議員を挟んでの鼎談だ。恐いものなどない両氏は舌鋒鋭くマスコミと検察のあり方に斬り込んだ。(鈴木氏のスピーチは20日付拙ジャーナルに掲載)

 【松山千春氏の話】
 宗男さんも徳がなかった。小沢さんもある種、徳がなかった。もし徳があったら、マスコミも小沢さんをもっと応援してくれるんじゃないかな。

 できれば今日お集まりの国会議員の皆様には徳を積んで頂いて…。(そうすれば)何かの機会に(マスコミも)支えてくれることでしょう。(場内笑)

 「疑わしきは罰せず」と言います。ところが今の日本はマスコミが強いですから「疑わしきは社会的制裁で罰してしまう」。これは国会でもよく議論して頂きたい。

 人口8千人の(北海道)足寄町から2人の国会議員が出た。鈴木宗男、石川知裕。2人とも逮捕された。ノーベル賞をもらうことより凄いことかもしれない。

 同じ鈴木でも宗男になるのか章(ノーベル化学賞を受賞した鈴木章・北大名誉教授)になるのかでは大きな違い。(場内笑)

 菅(直人・首相)のバカタレが市民運動家とか言いながら鈴木名誉教授を「官邸にお招きする」などと言ってる。市民運動家だったら自分が北海道に足を運んで鈴木名誉教授に「日本の誇りです、有難うございます」と言って、初めて市民運動家の総理じゃないですか。(場内から「そうだっ!」の声)


【佐藤優氏の話】
 大阪地検特捜部の検事たちに私は非常に同情的。私のかつての姿と二重写しだから。一所懸命に仕事をやってるうちに世間の基準からズレてくる。

 私は獄中の大坪(弘道)前特捜部長に手紙を書いた。きょう(20日)、直筆の返事が来た。非常に感銘を受けた。彼自身の言い分が全然紹介されていない(検察がマスコミにリークしていない、あるいは発表していない)現状はおかしいと思う。

 取り調べの可視化は是非やるべき。(現状は)起訴されれば99・9%有罪になる。検事は無罪を出すと出世に響く。そこで無理をして供述を捻じ曲げたりする。

 (2002年、背任容疑で逮捕された時)「あなたと鈴木宗男をつなげる事件を作るため、これは国策捜査だ」と検事からはっきり言われた。検事に無理をさせないためにも可視化すべき。検事たちを守ることになる。

               ―――松山、佐藤両氏の話はここまで――

 二人とも鈴木宗男氏との付き合いは長い。一連の事件で検察の無理矢理な捜査やマスコミの「検察リーク垂れ流し」を鈴木氏の傍らで見てきた。

 佐藤氏は、鈴木氏を有罪に仕立て上げたい検察の都合で逮捕、起訴されている。マスコミと検察の裏の裏までを知っていると言っても過言ではない。両者のいびつさを早くから指摘してきたが、新聞・テレビはほとんど取り上げなかった。当然と言えば当然だが。

 郵便不正事件をめぐる捜査で主任検事が証拠を改ざんしていたことが明るみに出た。検察のあり方が厳しく問われている。だが検察は内部だけの調査で幕引きを図ろうとしている。記者クラブメディアは急所を外した、形ばかりの批判を繰り返すばかりだ。

 二人のトークは、新聞・テレビに毒されている向きには「目からウロコ」となること請け合いだった。


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posted by 田中龍作 at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャーナリズム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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