「派遣・非正規切り」に遭うと仕事と住まいを同時に失うケースが多い。(09年5月、日比谷公園。写真:筆者撮影)。
「全国ユニオン」は3月1〜2日の両日、「契約満了・更新拒絶ホットライン」を開設し、非正規・派遣労働者からの電話相談に答える。
家電メーカーはエコポイントセールによる駆け込み需要で生産が追いつかない程だ。ラインを24時間体制で動かすため派遣労働者をかき集めている。
ところがエコポイントは3月末で終了する。メーカーの増産体制も終わる。ここで起きるのが「派遣・非正規切り」だ。
メーカーに限らず派遣・非正規労働者の多くは3月末で契約満了となっており、会社側は契約更新をしない可能性が極めて高い。大勢の労働者が職を失うことになる。時節柄、次の仕事を見つけるのは困難だ。
派遣ユニオンの関根秀一郎書記長は「派遣・非正規切りは数万人の規模」と見ている。「派遣会社による募集の仕方、労働市場の膨らみ方がリーマンショックの時とよく似ているから」と分析する。
「派遣・非正規切り」に遭いそうな人は、下記に電話すれば対応策をアドバイスしてくれる。
電話番号:
首都圏 050−5808−9835
千葉 043−227−3860(なのはなユニオン)
相談受付は3月1日と2日、朝10時から夜9時まで。