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2010年12月20日

【最終権力闘争】緊迫の「菅‐小沢会談」続く 

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首相官邸に入る小沢元代表を乗せた車。(20日、午前11時ちょうど。写真:筆者撮影)


  菅直人首相はきょう(20日)午前11時から、政倫審への出席を要請するため官邸で小沢一郎元代表と会談している。(本稿執筆時点で会談はなお続いている模様。)

 会談には岡田克也幹事長も同席するはずだったが、小沢氏側からの要請でサシとなった。
     〜つづく〜


菅-小沢会談を受けて夕方、岡田幹事長が記者会見します。田中は会見に出席し続報を出稿します。



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posted by 田中龍作 at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月14日

「菅はダラシナイ」 市民運動のドンが喝!

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「菅はダラシナイ」。須田氏は福山官房副長官に筆談で話かけた。(14日、衆院第2議員会館。写真:筆者撮影)


 難病と戦う市民運動のドンが、迷走の続く菅直人首相に苦言を呈した――

 市民運動の総本山とも言える「市民運動全国センター」の須田春海・代表世話人(68歳)は昨春、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し闘病生活が続く。

 須田氏のこれまでの論文と発言を集めた『須田春海採録集〜生活社』の出版記念パーティーが14日、衆院議員会館で開かれた。携帯用人工呼吸器を着けた須田氏は、難病で弱った力を振り絞って出席した。妻の芳子さんや長女の野生子(のぶこ)さんが車椅子を押した。

 須田氏の薫陶を受けた政治家、環境活動家、市民運動家は数えあげたらキリがない。この日も江田五月・前参院議長、石毛えいこ衆院議員、大河原雅子参院議員らが駆けつけた。

 “教え子”の一人である菅直人さん(職業:一応政治家)から祝電が届いた。「先輩にして同志のような須田さん(中略)私たちの政治の原点は何だったのかを改めて意見交換したい・・・」。

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「須田さんにはよく叱られた」。若かりし頃を懐かしむ江田前参院議長。(写真:筆者撮影)


 福山哲郎・官房副長官は須田氏の手を握り関西弁で語りかけた(写真・上段)。「須田さん、どした〜ん?元気出さんとあかんやないの」。

 須田氏は携帯用ホワイトボードで筆談した。「菅はダラシナイ。仙谷は頭が良すぎる」。福山官房副長官は一字一字を食い入るように見つめた。

 須田氏は病床にありながらも欠かさずネットのニュースに目を通しており、政治の動きをしっかり把握しているのだ。

 「市民運動出身」というフレーズだけが売りの菅首相に須田氏の一喝は届いただろうか。各方面から見放され支持率低迷に苦しむ菅首相は、とうとう出身母体からも愛想を尽かされた格好だ。

 須田氏は菅首相に向けて「市民にもっとメッセージを」とも書いた。『須田さん、今となっては遅すぎた』、筆者は喉元まで言葉が出かかったが飲み込んだ。

 菅首相は裏切りが日常生活の一部となっているようだ。『菅さん、病床に伏せる“恩師”をこれ以上落胆させないでくれ』。筆者は願わずにはいられなかった。


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2010年12月13日

「小沢追放」 水面下で進める菅・仙谷・岡田

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親小沢グループによる雪隠詰めから抜け出して役員室に入る岡田幹事長。(13日、民主党本部。写真:筆者撮影)


 国民を巻き込んで底なし沼に沈みゆく民主党政権を象徴するような一日だった。

 岡田克也幹事長がマスコミの前で「小沢元代表の政倫審招致を決めたい」と打ち上げたことから事態は一気に緊迫した。13日、党の議決機関である役員会が開かれ、民主党関係者やメディアは固唾を飲んだ。役員会は午後1時半からだ。これに先立ち慌しい動きがあった―

 午前10時半から森ゆうこ議員ら親小沢グループは参院会館で「政倫審についての勉強会」を開いた。「小沢氏の政倫審招致反対」の決起集会である。

「親小沢」の議員や敵情視察する反小沢系議員の秘書ら100人余りで会場は一杯になった。

 筆者が決起集会を知ったのは森ゆうこ議員のツイートだった。「マスコミフルオープン」と冒頭に記していたこともあり、筆者はおっとり刀で駆けつけた。森議員が記者クラブに所属していないフリーやネットの記者に呼びかけるためツイートしたのである。森氏はじめ親小沢系議員の多くは記者クラブメディアに懐疑的だ。

 菅政権批判で存在感を増す原口一博前総務相がいみじくも語った。「正当な手続きなしに検察と一部のメディアで犯罪人であるかのような雰囲気を作りあげ罪に問う。民主主義の墓標を作ってはならない」。

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岡田幹事長への直談判の後、記者会見する親小沢系議員。(13日、民主党本部。写真:筆者撮影)


 役員会開始を間もなくに控えた午後1時、松野、森議員をはじめ中村てつじ議員ら20人は、民主党本部8階の幹事長室に押しかけた。

 リーダー格の松野氏は岡田幹事長に迫った。「本人の同意なくして政倫審に招致するには明白に公益に反する行為がなければならない。具体的に例示してほしい」。

 直談判の後、記者会見した松野氏によれば「岡田幹事長は(上記の)質問に対して何も答えなかった」という。親小沢グループによる岡田幹事長の“雪隠詰め”は約40分間続いた。幹事長は最後に「役員会で意見を聞く」と言って彼らを振り切った。警視庁のSPにガードされ10分遅れで役員室に滑り込んだ。

 役員会は輿石東参院幹事長らが「招致反対」を唱え岡田幹事長の思惑通りにはいかなかった。1時間半に及ぶ議論の末、岡田幹事長に以下の2点を一任することで落着した―
▼小沢氏自ら政倫審に出席し説明してもらう。
▼出席がない場合は党が(小沢氏を出席させることを)決めなければならなくなる。

 これまでと何ら変わりはない。だが菅−仙谷ラインは小沢氏との最終戦争に向けて水面下で準備を進めているようだ。シナリオは次のようなものである。政倫審出席を求める国会議決をする→小沢氏がそれに従わなければ離党勧告→離党勧告に従わなければ除名。

 民主党は小沢氏抜きでは選挙ひとつ戦えずマニフェストも実行できない。小沢氏を追い出したところで混迷はさらに深まるだけだ。


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